J2ベガルタ仙台は20日、23日のホーム琉球戦に向け、仙台市内で約2時間の調整。サーキットトレーニングや、ミニゲームなどで精力的に汗を流した。

今季ここまで10試合を戦い、5勝2分け3敗と勝ち点17。順位は5位につけている。原崎政人監督(47)は「目標の数字には届いていない。そこは修正しながら、内容に関しては選手たちが、しっかり成長してきているなと見える部分がある」と今後への確かな手応えを口にした。

センターバック(CB)とボランチでプレーする、DF吉野恭平(27)が復帰する。コンディション不良で戦列を離れていたが、この日はフルメニューを消化。軽快な動きを見せ、積極的に声かけも行った。状態は右肩上がりだ。「時間をもらったので、じっくりと調整してきた。(琉球戦に)いけと言われれば、いきます」と力を込めた。

「勝負の5連戦」が今節のホーム戦からスタートする。琉球は現在、最下位と苦しんでいるが、攻撃的なサッカーを持ち味とし油断は一切できない。吉野は「僕たちもいっぱい点を取るサッカーを試行していますけど、向こうの(琉球の)ストロングに付き合い過ぎると、ゲームはどうなるか分からない。冷静にマネジメントしながらやっていこうと思います」と話した。

サポーターの休日に花を添える。5月1日秋田戦、同4日東京V戦、同8日長崎戦とゴールデンウイーク3連戦が控える。吉野は「ゴールデンウイークなので、良い休日になってもらえるように頑張ります」と意気込んだ。【佐藤究】