記録対決で、どちらに軍配が上がるか-。鹿島アントラーズは29日、ヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪とリーグ戦を戦う。Jリーグ発足以降、J1で闘い続けた鹿島は、同試合がJ1通算1000試合目に当たる。対するC大阪は、GKキム・ジンヒョンが鹿島戦に出場すればJ1通算333試合で、かつてヴィッセル神戸などに在籍したブラジル人FWマルキーニョスの持つ、外国籍選手最多出場記録に並ぶことになる。

この一戦を前にした28日、鹿島のGKクォン・スンテ(37)がオンライン取材に応じた。クラブの1000試合目を迎えることに「歴史的な試合を迎えられることは光栄だが、かといってリーグ戦の1試合。1000試合目を勝って終わりたい」と、節目の試合を白星で飾る意欲を見せた。

また、同じ韓国人GKとして、記録を打ち立てるキム・ジンヒョンに「率直にすごいと思っている。僕も助っ人として日本でプレーしているが、助っ人が海外で300試合以上出るのはすごいこと。まずは、おめでとうと伝えたい。お互いにけがせずに、もっと長い選手生活をしてほしいと思っている」と敬意を表した。記録も注目だが、鹿島は勝てば首位に立つ一戦。鹿島の守護神は無失点へのこだわりを口にし「大事なアウェーの試合になる。この試合に勝つために、みんなでいい準備をしている。勝ちます」と言い切った。