東京のルーキーMF松木玖生(19)が、福岡戦でプロ初ゴールを決めた。

前半4分に先制されたあとの24分。相手のバックパスに鋭いプレスをかけてボールを奪うと、そのままGKとの1対1に。冷静に右にかわし、右足でゴール左隅へ流し込んだ。

インサイドハーフながら「チームに貢献するために、得点を求めている」とはっきり口にする。自らにプレッシャーをかける、あふれる闘志がある。チームメートの先輩たちからは自由にプレーしていいと言われているといい「持ち味の運動量や、ボール奪取のところは積極的にいくようにしている」。言葉どおりの強烈プレスで、ゴールに結びつけた。

青森山田高(青森)から今季加入し、4月30日に19歳の誕生日を迎えたばかり。パリ五輪世代のU-22日本代表にも選出される有望株だ。開幕節から先発に抜てきされるなど出場機会を勝ち取り、主力に定着した。高校時代からフランスのクラブに練習参加。卒業と同時に海外にわたる選択肢もあった中、国内で自己研さんを重ねることを決心した。すでに長所である運動量や球際の強さはJ1で通用することを証明している。

将来の目標は世界最高峰のプレミアリーグでプレーし、欧州チャンピオンズリーグで優勝すること。前途洋々の19歳が、プロ10試合目で待望の1発を決めた。

【詳細スコア】福岡-FC東京はコチラー>