セレッソ大阪が6度目の正直に挑戦する。6日のJ1リーグ、ジュビロ磐田戦は本拠地ヨドコウで開催される。今季のホームは2分け3敗で未勝利が続き、一方でアウェーは3勝3分けの無敗。苦手なわが家で勝利し、現在の9位から上位へと浮上したい。

5日にオンラインで取材対応した新ブラジル人、FWジェアン・パトリッキ(24)は、ここまでJ1では全6試合に途中出場。圧倒的なスピードが武器で、その突破から前節サガン鳥栖戦はPK獲得に貢献した。日本にも慣れ、初先発初得点にも期待がかかる。

「最初から試合に出たいが、いろんないい選手がいるので、出た時間はベストを尽くすだけ。ただ、前線の選手なのでゴールはしたい。一番いいのはチームの勝利で、その中でアシストや得点ができれば」

1月途中までポルトガル1部サンタクララで活躍しており、来日後はここまで公式戦8試合に出場し、先発はルヴァン杯での1試合だけだが、実力に疑いの余地はない。

小菊昭雄監督(46)も、パトリッキについて「長い時間、プレーさせる準備はできた」と、J1での先発初起用の可能性にも触れ、「性格的にもまじめで、戦術理解度も高い。積極的にコミュニケーションをとって、チームに大きなプラスになっている」と効果を強調する。

前節では3試合ぶりにチームに得点が入ったが、まだまだ得点力不足は解消されていない。スーパーサブのパトリッキを先発で使う場合、清武、中原を含めた3人を2列目で使い、1トップにシステム変更することも考えられる。

14日に25歳の誕生日を迎える助っ人は、「ホームは未勝利なので、サポーターに喜びを届けたい」と必勝を誓う。4月10日のアウェー、ヴィッセル神戸戦以来4試合ぶりの白星、そしてホーム初勝利を目指す。