サッカー部の30代男性コーチが3年生部員に暴行して書類送検された熊本県八代市の私立秀岳館高が、今度は新型コロナウイルス感染のクラスター発生に見舞われ、14、15日の県リーグ戦が延期されたことが10日、分かった。

延期は、暴力問題で延期されていた8日までに続き、4週連続となる。

白井勇教頭によると「土日の試合は延期。コロナのクラスターで出られなくなったと(県協会に)申し出た」という。

3日に1人目の感染が判明し、9人まで増加。部員200人超のサッカー部は、9日から全体活動を停止中。再開めどは立っていない。リーグ戦への復帰時期、月末から始まるインターハイ県予選出場も感染状況次第だ。サッカー部のインターハイ予選出場について、同教頭は「コロナの影響で分からない」とした。

現在同校では、サッカー部9人を含む他クラブの生徒ら計58人の感染者が出ている。サッカー部に関しては、9日に新たな2人の感染が判明。濃厚接触者8人も隔離されている。