セレッソ大阪の下部組織から昇格したプロ1年目、岡沢昂星(18)が、6月1日の天皇杯初戦(2回戦)関大戦(ヨドコウ)に先発出場する可能性が高い。

直近のJ1リーグで3試合連続ベンチ入りする岡沢は、待望のJ1デビューが近づいており、ルヴァン杯1次リーグでは既に3試合1得点の結果を出している。

特に5月18日のアウェー大分戦では、中盤からのスルーパスに抜けだし、右サイドから絶妙クロスでFW北野のゴールをアシストした。ハードワークが最大の武器で、攻守とも絶好調で天皇杯を迎える。

31日にオンラインで取材に応じた岡沢は「最近、いいパフォーマンスができていると思うので、早く披露したい。チームの一体感を出し、しっかりと攻守で圧倒して勝ちきりたい」と、内容をともなう快勝スタートを誓った。

主戦場のボランチは、奥埜と原川の2枚看板はもちろんのこと、鈴木や故障明けの喜田、現在高校2年で2種登録されたユース所属の石渡ネルソン(17)、来季加入が内定した神村学園(鹿児島)3年で高校屈指のゲームメーカー、大迫塁(17)も控える。

「最近は(J1で)メンバー入りしているが正直、つかみきったものはない。(ベンチから)落ちる危機感はある。満足せずにアピールしたい」

C大阪の下部組織が生んだ逸材が、この天皇杯でさらに大きく成長したい。