ヴィッセル神戸吉田孝行監督(45)が12日、オンライン取材に応じた。

J1リーグの前節ジュビロ磐田戦(ヤマハ)で、先発した主将MFアンドレス・イニエスタ(38)が、後半途中に交代を命じられた際、ベンチで不満の態度を示し、物を蹴る場面があったことに、指揮官は「(後で)チーム全員に、だめだという話はした。誰であっても、やってはいけないと話をしたので、チームとして結束力が高まった。全然、大きな問題ではない」という見解を示した。

吉田監督は、イニエスタが物を蹴った場面は見ていなかったというが「音がしたのは事実」といい、「彼とは常にコミュニケーションがとれている」とし、終わった話だと結論付けた。

一時は最下位が定位置になった神戸の順位も、吉田監督就任後は3戦全勝で16位に浮上している。

13日は天皇杯4回戦で柏レイソルと本拠ノエスタで対戦する。中3日で迎える強敵との対戦に、指揮官は「勝てる自信があるメンバーを使う。その中でターンオーバーを当然、考えています」と説明。J1で10試合連続先発中のイニエスタについては、今後の見通しとして「当然、全部出ることはない」とし、柏戦の出場の有無は明言しなかった。

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