鹿島アントラーズの身長190センチの新外国人FWエレケ(26)が18日、来日後、オンラインで初めて取材に応じ、チームの得点力アップへの貢献を掲げた。クラブ初のナイジェリア人助っ人は、自身の長所を「得点とドリブル」と即答し「このチームを助けに来た。スイス、ベルギーでも速いテンポのサッカーをやってきた。監督が求めているものに早く慣れて、チームの力になれれば」と意欲を見せた。

スイスのツェルン時代、バイラー前監督の下でプレー。前指揮官から「優勝するために力になってほしい」と声をかけられ移籍を決めたが、その直後にバイラー前監督は解任された。それでも、移籍の決意は揺らぐことはなかった。「移籍する中で自分が成長できる環境かどうか、チームが多くのタイトルを掲げ、目標を持っているかで判断していた。自分はあくまでも自分の仕事をするために来ている。監督が変わったことに特別な感情はない」と強い決意を口にした。

前節のアビスパ福岡戦はスタンドで観戦した。「全員の勝ちに対するメンタリティーが備わっていることが大事だと思った。自分も負けず嫌いなので、みんなと同じ気持ちで前に進んでいける」と刺激を受けた様子。今後の公式戦へ「個人よりチームが勝利することが目標。その中で自分も点を決められれば」と目標を掲げた。日本食もすぐに試し、焼きそばとチャーハンがお気に入り。日本の環境と鹿島でのプレーに慣れ、鹿島の前線にアクセントを加える覚悟だ。