セレッソ大阪の高校生プロ、U-19日本代表のFW北野颯太(18)が、サプライズのベンチ入りを果たした。

試合前に両軍のメンバーが発表され、U-19日本代表のラオス遠征から20日に帰国したばかりの北野は、中0日での公式戦にベンチ入りし、途中出場をうかがうことになった。

昨年は準優勝したルヴァン杯で、C大阪は17年以来の優勝を目指す。2年連続ファイナル進出が懸かった大一番だ。

U-19日本代表は、ラオスで開催されたU-20アジア杯予選に18日まで参加。背番号10をつけた北野は1得点を記録し、1次リーグ4戦全勝で来年の本大会出場権獲得に貢献した。

小菊監督は、20日の取材で北野について「代表での試合をチェックしている中、非常に素晴らしいパフォーマンスを発揮している。コンディションを見極めながら決断したい」と起用には前向きだった。

ラオスとの時差は2時間。20日の帰国直後、大阪市内の練習場で調整していた。

北野は本来、U-18(ユース)所属で現在は高校3年生。実力を評価され、今季開幕前、トップチームの公式戦出場が可能となる2種登録となった。

さらに開幕後に1年前倒しでプロ契約を結んだ。リーグ戦はここまで14試合無得点だが、貴重なスーパーサブだった。7試合3得点を挙げているルヴァン杯では、新人賞に相当するニューヒーロー賞の有力候補にもなっている。