首位の横浜F・マリノスが今季ホーム最終戦で浦和レッズに4-1で勝利した。2位川崎フロンターレも勝利したため、優勝争いは最終節(11月5日)のヴィッセル神戸戦に持ち越された。

横浜は川崎Fに勝ち点差は2、得失点差でも11リードしており、有利な状況で最終節を迎える。

横浜のケビン・マスカット監督(49)は「特別な夜でした。ホーム最終節で素晴らしいパフォーマンスを選手たちが見せてくれた」と振り返り、次戦に向けて「皆さまにとって忘れられない、特別な、最高の瞬間を見たい」と力を込めた。

 

マスカット監督の一問一答は以下の通り

 

-試合を振り返って

特別な夜でした。ホーム最終節で素晴らしいパフォーマンスを選手たちが見せてくれた。ホーム最後の試合ということもあり、ファン、サポーターの方々に素晴らしい試合を見せることができて良かったです。

-ここまで1点も取れずに連敗。先制点でかたさがとれたか

そうですね、先制点がどのゲームも重要。先制点が取れないとどうなるか分からない展開になると思う。特にエナジーという部分は、このゲームに対して選手が十分なくらい出し続けて、表現してくれた。どうやってこのゲームに入っていくか、サッカーが語ってくれた。この試合にフォーカスすること、努力が本当に実った。ビッグゲームでこのようなパフォーマンスを出せる選手たち、クラブを含めて誇りに思いますし、続けてやってきたのは重要だと思います。

-次戦の最終節・神戸戦に向けてどんな準備をするか

選手たちにも伝えてきたことだが、この3、4カ月間、次のゲームに対してどうやっていくかが重要、1歩1歩進むしかない。それをどう続けて行くか、1歩1歩慌てずに、飛び越えるという部分は人生ではないので、1歩1歩進むことが大事だと伝えてきた。ファン、サポーターの方々がこのような雰囲気をつくってくれたし、サッカーをお互いが分かち合える、この内容を見せることが出来てうれしく思う。今日まででたくさんの印象に残る試合があったと思う。鹿島でのアウェー、長年勝ってなかったことも聞いていて、そこでたくさんの点を取り、良い結果に結び、これから語り継がれる思い出をみんなで作り上げてきた。特別な瞬間を、今シーズン最後の最後までやることが自分たちにとって大事。皆さまにとって忘れられない、特別な、最高の瞬間を見たいと思っています。

-連敗したここ2試合から変えていたと感じたが

正直、この間のガンバ大阪とジュビロの試合について話すのは、ちょっとまだ早いと思う。シーズンが終わればあの時こうだったと言えると思うが、いろんなことがピッチで起こった。自分たちは何も成し遂げていない。明日もスタッフ全員が集まり、今日の試合振り返り、神戸戦に向けて準備する。すべてにおいて良い結果をもたらせなければいけないこと分かってるし、やるべきことは1つだけ。それは勝利ですし、優勝を勝ち取ってきたいと思います。

-後半に1点かえされてから、押される時間があった。交代カードを切ってどんな意図を伝えようとしたのか

自分が思うに4-0で勝っている中で、しっかり0で抑えるならがっつり守備にまわることだと思う。ですが、自分たちはそのようなサッカーを求めているわけではない。5点目を求めていく、リスクは負います。

しかし、混乱はなかったと思う。仮に1-0で勝ってても、0ー1で負けてても、自分たちがやろうとするサッカーは続けていく。自分が責任を持ちます。最終的な結果を見れば、選手たちがプランをもって結果を残してくれたと思う。

◆J1優勝争いの行方 J1の優勝決定は3年ぶりに最終節へ持ち越しとなった。横浜はアウェーで神戸に勝てば無条件で優勝決定。引き分けても優勝の可能性は極めて高く、川崎Fがアウェーで東京に勝利すると勝ち点66で並ぶが、得失点差は現時点で横浜が33、川崎Fが22。川崎Fが得失点差で上回るには12点差以上の勝利が必要となる。川崎Fの逆転優勝には勝利が絶対条件で、勝ち点で上回るには横浜が負けなければならない。

【スコア速報】V決定は最終節へ