6年ぶり9度目出場の佐野日大が、4強入りした前回大会に続いて初戦を突破した。0-0で迎えた後半ロスタイム。敵陣左で得たFKのセカンドボールを回収し、FWヒアゴン・フランシス・琉生(3年)のシュート性のボールを途中出場のFW中埜信吾(3年)が、ゴール左へ押し込んだ。

1年前に両膝半月板の手術を受け、約半年間はボールを蹴ることができなかった中埜は「チャンスは絶対に来るとみんなから言われていた。確実に決められて良かった」とうなずいた。

ベスト4進出を果たした前回はチームカラーにちなみ「桜旋風」と呼ばれたが、中埜は「集中して1試合、1試合を決勝戦のように勝ち進めれば」と浮かれることはなかった。

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