ヴィッセル神戸の元日本代表FW武藤嘉紀(30)が26日、29日で打ち上げるキャンプ地の沖縄からオンラインで取材に応じた。

今季の目標はチームのタイトルはもちろん、自身の得点王獲得と日本代表への復帰を掲げた。

「確実に得点王争いをしないといけない。大きな目標を掲げて、そこに対して突き進んで、チームの結果もついてくればベスト。もう1回、Jリーグで得点を量産して(日本代表に)戻りたい」

21年8月に欧州からJリーグに復帰し、約1年半がたつ。21年は14試合5得点、22年はけがに泣かされて26試合6得点に終わった。神戸に移籍後、一時期は日本代表にも選出されたが、結局はけがの影響もあり、18年ロシア大会に続く、2大会連続でのワールドカップ(W杯)出場はならなかった。

J1通算91試合34得点の決定力を誇るストライカーは「僕自身はけがをしないこと、かつゴールに対して貪欲になること」と厳しさを出し、昨年は残留争いの末に13位に終わった神戸で「技術よりも戦う姿勢は、間違いなく上位争いをするのに必要。厳しく言い合っていかないといけない」と汚名返上を誓った。