J2清水エスパルスは1日、GK権田修一(33)とFWチアゴ・サンタナ(29)、MF松岡大起(21)との契約を更新したと発表した。

主軸を担う3人の今季「残留」が決まり、1年でのJ1復帰を目指すチーム編成がようやく固まった。権田は昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会で全4試合にフル出場。大会後は欧州移籍を模索していた。鹿児島キャンプに参加している守護神はクラブを通じて「目標達成のために、日々全力を尽くします」とコメントした。

昨季のJ1得点王に輝いたFWサンタナに対し、クラブは慰留に努めていた。得点源として期待されるブラジル人助っ人の残留はチームにとっても追い風で、「この2年間、このクラブ、この街で生活し、ファンとのつながりがあったことが、契約更新を決断する原動力となりました。今シーズンもっと強くなって一緒に戦いましょう」と共闘を呼び掛けた。

パリ・オリンピック(五輪)世代の主力として期待されている松岡も欧州移籍を目指していたという。クラブ発表のコメントでは「この冬、自分の夢、目標のためにヨーロッパからのオファーを待ちましたが成立しませんでした」と明かした。その上で「選手1人1人の成長がチームの成長と強さに必ずつながると思うので、そこを追い求めて自分らしく日々やっていきます」と決意を新たにした。