ヴィッセル神戸が、21年以来の開幕星を挙げた。

両チームとも無得点のまま試合は終盤へ。

膠着(こうちゃく)状態を打破するため、神戸の吉田孝行監督は後半21分にMF汰木に代えてFWのJパトリッキを投入した。

すると4分後。こちらも途中出場のMF佐々木大樹が、右からゴール前へクロスを上げる。ニアサイドの武藤嘉紀がDFと競り合い、流すような形となった。そのボールを、ファーサイドにいたJパトリッキが拾うと、ワントラップしてから右足でゴール右へと押し込んだ。

采配がズバリ的中し貴重な先制点。本拠地に集まった約1万8000人のサポーターが沸いた。

同監督は「相手のメンバー表を見て、(DFが)3枚だったので堅いゲームになると予想した。『とにかく我慢しろ! 失点0で抑えたらうちは絶対に点が入るから』と伝えていました。(交代は)『行くぞ!』というメッセージだった」と明かした。

MFイニエスタが3シーズン連続で開幕戦はベンチ外。大黒柱が不在の上に、DF菊池やブラジル出身のMトゥーレルら守備陣に負傷者が続出する緊急事態だった。それでも、吉田監督はこう言った。

「メンバー表に名前がなかった選手は少しアクシデントがある。ケガをしている選手をどうこう言うよりも、今いる選手とどう戦うか。常に競争と共存。試合に出た選手は良くやった」

昨季は残留争いに巻き込まれたチームが、開幕ダッシュへ幸先のいいスタートを切った。

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