浦和レッズFW興梠慎三(36)が自らのゴールでチームを連敗から救う。28日にさいたま市内で行われたトレーニング後、攻撃の「リスク」をいとわない姿勢を見せた。

新指揮官のスコルジャ監督のもとスタートした今季だったが、18日のFC東京との開幕戦で0-2、25日の横浜F・マリノス戦で0-2とまさかの連敗。ホーム浦和駒場スタジアム出迎える3月4日のセレッソ大阪戦は、もう負けられない。

コンサドーレ札幌への期限付き移籍から今季復帰した興梠は、2戦ともに後半から途中出場。「スタートであれ、途中出場で荒れ、求められていることは得点を取ること。そんなに変わりはない」。ゴールを奪えず苦戦するチームに、ストライカーとしてだけでなく、絶妙なパスで攻撃の連係を活性化。得点の匂いを感じさせた。

「パス回しだけじゃなく、相手を崩すにはリスクをおかさないといけないのかなと思う」。ゴールを決めれば、小笠原満男に並びJ1最長記録の17年連続得点。記念のゴールでチームもサポーターも喜ばせたい。