セレッソ大阪の元日本代表MF香川真司(34)が、自身13年ぶり2度目の大阪ダービーに先発し、悔しい引き分けに終わった。

試合はC大阪が、後半7分のMF毎熊晟矢(25)のゴールで逃げ切りかと思われたが、同ロスタイムに失点した。香川は1点リードで迎えた同30分にベンチに退いていた。

試合後の香川は「悔しい。(課題である試合終盤の失点は)改善していかないといけない」と反省。

香川が前回に出場した大阪ダービーは、欧州移籍前の10年3月14日のJ1リーグ戦(長居)。当時20歳の香川はフル出場し、1-1で引き分けていた。今回も同じスコアでのドローとなった。

2万6110人が入った敵地での大阪ダービーに、背番号8は「いい雰囲気だったし、それ以上に試合に集中していた。G大阪のアグレッシブな戦いという意味では、もう少しコントロールできるかなと想像していたが、なかなか前半から彼らの勢いが強く、僕らも後手に回る場面もあった。ラインが低くなっている場面があって、そこが課題」と振り返った。

今季12年半ぶりに古巣復帰した香川は、開幕からここまで全公式戦7試合に出場し、1得点。先発は4試合連続。この日はFWとボランチの間を動き回り、前線からの守備やボールの回収に努めた。シュートは1本を記録した。

公式戦の大阪ダービーは今回が通算59度目。C大阪の連勝は2でストップし、パナスタでのアウェー戦の連勝も5で止まった。通算20勝12分け27敗と負け越しているC大阪だが、それでも最近12試合は7勝4分け1敗と圧倒している。