J1首位のヴィッセル神戸が、昨季王者の横浜F・マリノスに2-0から逆転負けした。

序盤から神戸が積極的なプレスからリズムをつかみ、相手ゴールに迫った。前半3分、右サイドからのスルーパスに中央で抜け出したMF井出遥也が決定的なシュートを放つ。同16分にもFW大迫勇也が相手ペナルティーエリア付近でボールを奪って、最後は汰木がシュートを放った。

横浜も素早い攻撃から神戸ゴールに迫り、同14分と18分には惜しい場面を作り出したが、ミスから試合が動く。

同19分、神戸DF本多勇喜のロングキックを、横浜DF山根陸がヘディングでのバックパスを狙うも、これが自陣ゴールに向かってしまう。飛び出していたGK一森純が反応できず、入れ替わるように汰木が走り込み、無人のゴールに流し込んだ。

先制した後も優勢に進めた神戸は、同28分に追加点を挙げる。サイドチェンジパスを受けた汰木が左からのクロス。これをFW大迫勇也が相手DF2人の間を割って頭でたたき込んでネットを揺らした。

一方の横浜も、王者らしい粘りを見せる。同33分、FW水沼宏太からゴール前中央で縦パスを受けたFWアンデルソン・ロペスが、左足でゴール左に流し込む。これで1点差とすると、前半終了間際には水沼からのパスに走り込んだMF渡辺皓太がダイレクトでゴール左上へ決め、同点に追いついた。

後半も優勢に進めたのは神戸だったが、耐えしのいだ横浜が貫禄を見せた。ミスからピンチを招く場面はあったが、GK一森のファインセーブやDF陣のシュートブロックで追加点を許さなかった。

後半37分には、途中出場のFWヤン・マテウスが左サイドを持ち出してクロスを入れると、ゴール前のアンデルソン・ロペスがこの日2点目を、頭でゴール左上に決めて逆転。11年間負けていないアウェーでの神戸戦で、強さを見せた。

2点を守り切れず逆転負けを喫した神戸は、3月11日浦和戦以来、5戦ぶりの黒星となった。