関東王者で第1代表のバディーSC(神奈川)は、準決勝で同第2代表のレジスタFC(埼玉)に0-1で惜敗した。

得点機も何度かあったが、1点が遠かった。バディSCの応援団が陣取るスタンドからは、活気ある声援が送られていたが、その声に応えることは出来なかった。

前島裕樹監督(36)は「相手をリスペクトしすぎた。ベンチワークを含めて、もっと選手の良さを引き出してあげたかった。(試合前に相手の)情報を入れすぎた。ピンチの中で、もっと(攻撃が)展開出来ていれば」と話した。

3月の関東予選からリベンジを許したレジスタFC(埼玉)へ敬意を払った。

試合終了直後にはその場で泣き崩れる選手が続出した。しばらくたった後も、そのおえつはおさまらなかった。声をあげて悔しさをあらわにした選手の姿は、この大会に懸けてきた思いそのものだった。

前島監督は「一生懸命やった。(この大会については)おつかれさま、よくやってくれました。全日(JFA全日本U12サッカー選手権大会)に切り替えて今度は僕らがチャレンジャーとしてもっともっと頑張ります。」とここまで健闘した選手たちをたたえ、力強くリベンジを誓った。

【佐瀬百合子】