J1アルビレックス新潟の中野幸夫社長(67)は、24日、デンカビッグスワンスタジアムで取材対応し、議論が続くリーグの秋春制シーズン移行について「いろんな方の意見をもらいながら、雪国として(賛同)できる、できないところの主張はさせていただく」と話した。

Jリーグは23日に「フットボールの観点からシーズン移行は必要か」をメインテーマに、クラブ代表者らで構成されている実行委員会を東京都内で開催。4月に行われたJリーグのフットボール委員会では「ACLが秋春制に移行した上、夏場の試合数が減ることなどから(選手保護のため)移行は必要」との意見で一致し、その報告を受けたJ1からJ3までの60クラブの実行委員はほぼ全員が賛同したという。

フットボールの観点以外のクラブ経営面や積雪地域の問題、年度で動く学校制度との時期のずれなど、移行で生じる課題は多く、今後も議論は続く。中野社長は「一番のネックは雪。(積雪で)試合が中止となればホームサポーターだけでなく、アウェーの方のチケット代や宿泊代などに影響が出る。その辺の議論は続けていく」と話した。