北海道コンサドーレ札幌MFスパチョーク(25)が22日、タイ代表活動を終え、チームに合流した。札幌・宮の沢での全体練習をフルメニュー消化した。タイ代表として台湾と香港との国際親善試合2試合に先発し、1勝1分けだった。ともにアウェーでの試合で移動が続いたが、疲れを見せず、ミニゲームに参加。「タイ代表の仲間に会えてうれしかった。今日チームの練習に復帰して、いい感じ。準備は整っている」と、24日セレッソ大阪戦(札幌ドーム)への出場を見据えた。

前日21日、タイ代表の先輩でもあるMFチャナティップ(29)の川崎フロンターレからタイ1部BGパトゥムへの完全移籍が発表された。17~21年に札幌でプレーしており、昨季自身が加入する際に背中を押してもらった。「Jリーグで成功した先輩。いつも電話で相談していた。寂しいけどこれからも応援する」と話した。

不在中にクラブは練習後のファンサービスを再開。スパチョークにとってはこの日が初日だった。練習後からファンサービスへの流れがわからず、チームメートに教えてもらう場面もあった。「たくさん来てくれて感謝。これからいいサービスができるように準備します」と楽しそうな様子だった。

C大阪戦からシーズン後半戦がスタートする。前半戦はリーグ戦8試合1得点。出場時間を少しずつ伸ばしている。まだリーグ戦での先発はないが「スタメンになったら今までやってきたことをして、しっかり結果を残せるように頑張りたい」と意気込んでいた。