セレッソ大阪が、連敗を2で止めて、3試合ぶりの白星を手にした。

FWレオ・セアラ(28)が、2試合連続ゴールとなる先制弾を決めた。前半8分、スローインで相手の背後をとって左サイドを突破したFW加藤陸次樹(25)からのクロスを、右足インサイドで合わせた。

8日鳥栖戦に続く今季9得点目をマーク。試合の主導権を引き寄せた。

これで3年連続となる2ケタ得点に王手をかけた。横浜でプレーした21年は10ゴール、22年は11ゴールを記録。得点力を期待されて加入したエースFWは、存分に実力を発揮している。

待望の追加点は、同25分に生まれた。

自陣での守備で、MF香川真司(34)、喜田陽(23)がボール保持者に激しくチャージ。こぼれたボールをDF鳥海晃司(28)が右前方にスルーパスを出した。

ボールを受けたMFジョルディ・クルークス(29)が右サイドを駆け上がった。ペナルティーエリア前で右足のヒールを使って、中央に切り返した。ついていけずに尻もちをついた浦和DF萩原を尻目に、得意に左足でミドルシュート。回転をかけたボールは、ゴール左に吸い込まれた。

後半は、浦和の攻勢も浴びた。

同31分に、DF舩木がペナルティーエリア内で相手を倒してPKを献上した。

しかしGKヤン・ハンビン(31)が、浦和DFショルツの前に仁王立ち。ショルツが右足でゴール左を狙ったシュートを、横っ跳びでセーブした。

5位C大阪は、4位浦和を倒して勝ち点3を獲得。順位は変わらなかったが、浦和との勝ち点差は「5」から「2」に縮まった。

【動画】夏男がまた決めた! C大阪レオ・セアラが2試合連続弾! 左からクロスに右足合わせる>>