鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が5日、ルヴァン杯準々決勝・名古屋グランパス戦(6日、豊田スタジアム)に向けオンライン取材に応じ、1試合複数得点での勝利を掲げた。 今季、リーグ戦では名古屋と1勝1敗。8月13日のアウェーでの名古屋戦は0-1で敗れている。名古屋の強みは堅守と鋭いカウンターで、岩政監督は「(名古屋を)どのように崩すかはある程度、うちだけでなく、どのチームも見えている。ギリギリの戦いが両ゴール前で行われる。そこは、チーム全体でポジティブな空気をつくって臨むしかない」と、ゴール前の攻防をポイントに挙げた。

7月16日の第21節・FC東京戦から6試合戦い、5試合で複数得点を挙げている。唯一、無得点に終わったのが名古屋戦だった。岩政監督は「今は複数得点を目指していこうと声をかけながらやっていて、名古屋戦だけ0。自分たちに突きつけられた課題でもあった。そこからさらに整理を付けて。アップデートしてきたところもある」と自信をのぞかせ「厳しいアウェーゲームになるが、勝って帰ってくるのが目標」と、先手必勝を掲げた。