J2清水と磐田の「静岡ダービー」が7日、アイスタで行われる。

3位清水と2位磐田の勝ち点差はわずか「1」。3月の前回対戦で得点を挙げた磐田FW後藤啓介(18)と清水FWチアゴ・サンタナ(30)が攻撃のキーマンになる。磐田の若きエースは強気な姿勢で複数得点を宣言。清水は昨季J1得点王のブラジル人助っ人が勝利に導く1発を誓った。【神谷亮磨】

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ダービーにはめっぽう強い。清水のサンタナは結果を残してきた。昨季の磐田戦はホームで1得点。今季は3月の前回対戦でシーズン初得点を含む2ゴールを挙げた。「ダービーは得意」と、磐田戦での3戦連発を狙っている。

チームは2試合連続無得点。攻撃の強みを消される試合が続いている。もっとも、今季10得点を挙げているエースは相手から研究され、執拗(しつよう)なマークを受けるシーンも少なくない。磐田戦に向けた調整では「細かいことの修正をしてきた」。試合展開や時間帯に応じた戦い方の共有にも時間を割いた。

3試合ぶりのゴールを目指すサンタナはチームのミーティング以外でも磐田の試合を分析。「相手の弱点を見ている」とイメージをふくらませている。重要な試合で決めるのがエースの役割。サンタナは「自分の仕事は点を取ること。勝ち点3だけを目指す」と力を込めた。