鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が23日、アウェーでの川崎フロンターレ戦(24日、等々力)に向けオンライン取材に応じた。「ターニングポイントになる試合」と位置付けた。

川崎Fとはリーグ戦に限れば15年8月の勝利を最後に勝利がなく、勝てば8年ぶりの勝ち点3となる。岩政監督は「相手はタイトルをとり続けているクラブ。今や僕たちが完全なチャレンジャー」と話し「ひとつ殻を破るためにも重要な試合だと思っている」と位置付けた。

今季は5連敗がありながらも4月下旬から盛り返し、一時は優勝争いにも食い込んだ。だが、勝負どころで首位のヴィッセル神戸、横浜F・マリノスに敗れ、7季連続で国内タイトルを逃した。

それだけに「1つ殻を破ったイメージで終えるのか、ターニングポイントになる試合」と話した。

「純粋に等々力で彼らを打ち破りたいという思いで戦えばいい。この試合で勝ったからといって、今季の成果が正当化されるとは思っていないし、逆もしかり。負け続けている相手なので。サポーターも含めて積年の思いがある。その思いをぶつけられれば」。勝負どころで勝つ鹿島を見せる覚悟だ。