J1ガンバ大阪は9日、ジュビロ磐田の元日本代表MF遠藤保仁(43)が現役を引退し、G大阪のトップチームコーチに就任すると発表した。

日本代表では2010年FIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のベスト16入りに貢献するなど長く活躍し、歴代1位の152試合に出場。J1リーグ戦通算出場数も672試合で歴代最多となっている。

日本史上最高のMFが樹立した数々の記録を振り返った。

◆代表最多出場 日本代表では22歳だった02年11月20日の国際親善試合アルゼンチン戦でデビュー。国際Aマッチ通算152試合出場は歴代最多。通算15ゴールをマークした。

◆J1最多出場 通算672試合は1位。J2でも104試合、ルヴァン杯(ナビスコ杯時代含む)は78試合、天皇杯は51試合に出場した。

◆MF最多得点 J1通算103得点は歴代14位タイで、MF登録選手では歴代トップ。

◆直接FK J1通算17得点でMF中村俊輔の24点に次いで歴代2位。中村は全て左足でのゴールだったが、右利きキッカーでは遠藤が最多。

◆PK職人 J1リーグ戦では歴代最多31得点。35回の試行で失敗は4回だけ、成功率は89%を誇った。2位はFW大久保嘉人で27得点(失敗5回)。

◆最多アシスト 日刊スポーツの統計で、アシストはJ1通算147回で歴代最多。高精度の右足のプレースキックなどで数多くのゴールを演出した。2位はMFビスマルクで110回。

◆ベストイレブン JリーグではG大阪時代の14年にMVPを受賞し、ベストイレブンは歴代最多12回。2位はDF田中マルクス闘莉王で9回。

◆連続シーズン得点 JリーグではJ2を含めてプロ1年目の98年から24年連続で得点をマークした。

◆年長出場 J1での出場は磐田でプレーした22年11月5日の京都戦が最後。42歳9カ月8日で、FW三浦知良、FW中山雅史、MF小野伸二、MF中村俊輔に次いでJ1歴代5番目の年長記録として残った。