J2清水エスパルスは17日、静岡市の清水魚町稲荷神社で必勝祈願を行った。

秋葉忠宏監督(48)らスタッフと選手が参加。サポーターに先導されながら神社に到着すると、選手会長のFW加藤拓己(24)らが玉串を奉納し、今季の躍進を祈願した。必勝ダルマに墨入れを行った指揮官は「熱烈な歓迎ありがとうございます。この応援とサンバのリズムを聞くと、いよいよ開幕なんだなと感じます」。クラブを代表して行ったあいさつでは、約1000人のファンに向けてJ2優勝でのJ1昇格を約束した。

必勝祈願後は清水区内のエスパルスドリームプラザに移動し、「出陣式」を開催。サポーターや市民ら約4500人が駆けつけた中、主将のFW北川航也(27)がJ1昇格への熱い思いを語ると、盛大な拍手が湧き起こった。この日だけで計5500人のサポーターが集結。選手らは結果で期待に応えるつもりだ。

鹿児島キャンプでは走力を鍛えるメニューも積極的に取り入れ、戦う集団になりつつある。秋葉監督は「去年よりもいい状態にある」と強調。熊本との今季開幕戦まで約1週間。スタートダッシュを見据え、総仕上げに入る。【神谷亮磨】