国際プロサッカー選手会のアジア支部は19日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に関する報告書を公表し、費用対効果は「参加のデメリットがメリットを上回る状態」と厳しく評価した。過密日程や移動の負担で選手の負傷リスクが高いことや、大部分のクラブが赤字で参加している実態をデータで示した。

選手アンケートや試合のデータ分析から、40クラブが出場するACLの試合の平均的な質はJ1や韓国1部リーグより低いと結論づけた。

2024~25年からの再編で、24クラブが参戦する最上位のACLエリートは質の向上が見込まれるが、参加クラブへの賞金額が不透明な点などを問題視。アジア連盟(AFC)の意思決定に、クラブや選手の意見を反映する仕組みが必要と指摘した。