ガンバ大阪は1日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行った。

アルビレックス新潟とのホーム開幕戦(パナスタ)を翌日に控え、FW宇佐美貴史(31)は「ワクワクする指数で言うと一番大きいんじゃないかな。最初のホームゲームというのは、みんなそういう気持ちが大きいと思う。ホームなので、できるだけ早く自分たちのゲーム、流れに持っていくこと。その中でしっかり勝ちたい」と意気込みを語った。

ボールをつないでくる新潟に対しては「ボールを持とうとしてくれるので、まずそこを食いに行けるかどうか。チーム全体でそういうメンタルでいたい」と話し、積極的なプレッシングでペースを握る戦いをイメージした。

今季のG大阪は、プレシーズンから攻守の切り替えを重視し、攻撃時間を長くするためにも素早く奪い返すことを強調してきた。それが発揮できると見込まれる新潟との試合を前に、宇佐美は「(相手の良さを)消す準備は開幕前からしっかりやってきている。全員でしっかり奪いに行けると思うし、まずそこは一番大事」と自信を見せた。

24日のFC町田ゼルビアとの開幕戦では、0-1の後半39分に縦回転のボールで直接FK弾を決めた。開幕からの2戦連続ゴールに向けて宇佐美は「もちろん狙っていきます。それしか狙ってないです」。この日の練習は非公開だったが、FKについても「今日も入りましたね」と良い感覚を保ち続けている様子だった。

開幕戦でチームに勝ち点1をもたらした宇佐美については、ダニエル・ポヤトス監督(45)も称賛した。

「パフォーマンスが良い時の彼は、チームに持っていないものをたくさん与えてくれる。他の選手と比べるのは嫌いだが、(ヴィッセル神戸の)大迫選手、武藤選手以上のものを備えていると常に思っている。(町田戦の)FKも、人は美しいと言われるかもしれないが、彼の普通なことが出たのかと思う」。あらためて、その能力の高さをたたえた。

続けて指揮官は「若い時には大事だと思わないフィジカル面を、今しっかりと整えてくれている。だからこそ彼を助けたいし、タカシを楽しみたい」ともコメント。新潟戦ではワントップ起用の可能性もある主将が、チームの開幕連勝に導くことを期待した。【永田淳】