J1アルビレックス新潟のFW太田修介(28)が、今季初出場に向けてピッチを上げる。

ホーム開幕となる9日の名古屋グランパス戦に向け、「常に準備はしている。練習試合もやっていないですが、でも、出来ると思います」と自分自身に期待を込める。

急性虫垂炎のため、2月2日に手術。開幕から2試合はベンチ入り出来なかったが、現在はフルパワーで練習に参加し、ミニゲームではケガで出遅れ、同じく今季初出場を狙うFW小野裕二との連係からゴールネットを揺らすなど、キレのある動きを見せる。「(ゴールに向かう)感覚はいいですね。いいイメージは持てている」と好感触を口にする。

サイドのスペシャリストとして、攻撃をけん引する。加入1年目の昨季は開幕2戦目からゴールを重ねたが、その後は負傷離脱を繰り返して19試合出場5得点。不完全燃焼に終わった。「昨年はずっとモヤモヤし続けたんで。もう、本当に自分らしさを表現しきりたい」。今シーズン完走に向けて助走をつけるため、まずは名古屋を相手に“2年連続ホーム開幕戦ゴール”を奪う。「背後へのアクションを取りながら、いろんな手を使って崩したい」。昨季2戦2敗(1-3、0-1)の天敵退治で、チームとともに上昇気流に乗る。【小林忠】