鹿島アントラーズのランコ・ポポビッチ監督(56)が6日、国立競技場でのFC東京戦(7日、午後5時キックオフ)を前にオンライン取材に応じ、駆けつけてくれるサポーターへ勝利を贈る熱い思いを語った。

3日のアウェーでのアビスパ福岡戦は0-1で敗戦。福岡戦の前、指揮官は選手に「平日の夜の試合で、どれだけの人が長距離を移動し、稼いだお金を使って来てくれたか。それを考えてくれ。サポーターへの感謝を返すのは自分たちのサッカーをして出し切ること」と伝えた。

だが、単純なミスが多く、鹿島らしいサッカーをすることなく敗れてしまった。

ポポビッチ監督は「逆にそれが選手のプレッシャーになって硬さにつながったかもしれない」と言いながらも「我々は鹿島である以上、プレッシャーの中で戦わないといけない。プレッシャーの中でも力を出し切るチームであることを示していきたい」と言った。

国立にも、大勢のサポーターが駆けつけることが予想される。指揮官は「私はサポーターの皆さんに借りをつくっていると思っている」と位置付け「前回の試合の分まで、自分たちの力を出し切って戦う。そういう姿を見せることが(サポーターへの)最大のリスペクトの表し方で、貸しを返すことにつながる。ウチがやり切ることが出来れば、必ず結果がついてくる」とリベンジを誓った。