京都サンガが3失点の大敗を喫し、4試合未勝利となった。ホームでは今季3戦全敗、3戦で計8失点と守備が大崩れした。

曺貴裁監督(55)は会見の冒頭で「我々の勝ち点3を楽しみにして、来てくれたサポーターに、申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪した。

前節16位京都と同17位磐田の対戦は、前半は京都GKク・ソンユンが相手FWペイショットのPKを阻止するなど、互角の戦いを演じた。

後半6分に先制点を許した京都は、反撃を狙って同19分に3人同時の交代策に出た。だが、その1分後、痛恨の追加点を許して流れを手放し、さらに同26分にも失点した。

「結果的には早く動きすぎたなと思う」と振り返った指揮官だが、「今まで動かないところでやってきたこの6試合で、早く動いて自分たちを活性化したい狙いには後悔はないが、相手の一番のストロングを出させてしまった」と、悔しさをにじませた。

この試合でクラブから離脱し、U-23日本代表としてパリ五輪出場を目指す主将のMF川崎颯太(22)は「後半の最初から簡単にCK、FKを与えてしまったりとか、そうした流れがよくなかった。相手を流れに乗せてしまったのが、自分たちの甘さ」と反省していた。

1万972人が詰めかけた本拠地は試合後、大きなブーイングが巻き起こった。京都は通算1勝3分け3敗とし、勝ち点6のまま。順位は17位に後退し、18位以下の降格圏が迫ってきた。

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