鹿島アントラーズはFC東京に0-2で敗れ、2戦連続無失点で2連敗となった。

後半10分、攻撃のミスからボールを失い失点。押し込んだ後半の追加タイムにも、カウンターに沈んだ。試合後には鹿島サポーターから大きなブーイングが起こった。

ポポビッチ監督は「後味の悪い試合となった」と話した。攻撃の途中でミスをし、ボールを奪われて失点するのは前節のアビスパ福岡戦と同じ形で「追いかける展開でも、失点を引きずるのでなく、賢く冷静に戦うことを続けなければならなかった。失点前にも得点チャンスがあったので、そこを決めきっていくことも必要」と総括した。

押し込んだ展開でもゴールを割れず、180分無得点。ラストパスやシュートの精度の課題も顕著に出た。指揮官は「ラストパスのイメージはいいものは見せられたが、最後の質が伴わなければ得点できない。そこは課題」と認め「我々のキープレーヤーとなる選手が、何人かキャンプからトレーニングを積んできたわけではない。言い訳ではないが、コンディションによって、質も変わってくる部分がある」と苦しい台所事情を吐露した。