Jリーグは26日、26年度第5回理事会後の会見を実施し、暴力・暴言・ハラスメントに関する対面研修を全60クラブに向けて実施したことを報告した。
今シーズン中の2月17日から5月20日までの期間で、受講者は3179人(選手1781人、スタッフ1398人)にのぼった。ハラスメントの「物差し」を共有すべく、専門家による講義や、普段からクラブ事案に向き合っているJリーグコンプライアンス弁護士による講演形式となった。
ただしFC町田ゼルビアは昨年、パワハラ認定こそされなかったが黒田剛監督の不適切な言動からけん責処分を受けているため、再発防止を兼ねて他の専門会社による研修となった。ほかのクラブよりも時間をかけ、丁寧なものとなったようだ。
今回の研修について説明したJリーグ経営基盤本部の大城亨太本部長は「監督やコーチから、こういったことは注意しなければいけないねと、感謝されながらコミュニケーションが取れたのは良かった」と話した。
勝負に生きるスポーツの世界は、厳しい指導につながりやすい土壌は否めないところだが「多くの選手、スタッフ、この研修を受けたみなさんが一線を越えてはいけないと考えている。この研修を非常に真摯(しんし)に受けとめていただいた」と好感触を口にした。
また、「今回の研修をしたので終わりでなく、まだまだこれからも継続して、時代の流れに合わせた形でアップデートしていきたいと思っています」とハラスメント根絶への強い思いを繰り返した。



