Jリーグは12日、東京・文京区のJFAハウスで臨時理事会を開催し、日本フットボールリーグ(JFL)で4位以内という入会条件を果たした町田ゼルビア(3位)、松本山雅(4位)の入会を承認した。また、同時にJ2優勝の東京、2位鳥栖、3位札幌のJ1昇格も承認した。

 町田は株式会社を立ち上げて以降、一度も黒字がなく財務状態に不安を抱えるため、12年度の決算を黒字化するという「条件付」で入会が承認された。同時に鳥栖と札幌も12年度の事業計画の達成と増資の実行などがJ1昇格の「条件」となった。

 大東和美チェアマン(63)は「(鳥栖、札幌、町田は)Jリーグで個別の財務チェックを実施する。身の丈経営をしてもらいたい。松本山雅は入場者数平均がJ2の平均を上回る7700人。さらに上を目指してもらいたい」と話していた。