G大阪のMF遠藤保仁(29)が来年のW杯南アフリカ大会に備え、正月は「冬眠」する。天皇杯準決勝仙台戦(29日、国立)に向けて18日は気温4度の極寒の中、大阪・万博練習場で調整。今年は代表とクラブとの掛け持ちで休養がほとんど取れておらず、天皇杯も決勝まで進めば年内の休日はあと2日だけ。半年後のW杯に最高の状態で臨むためには体を休めることも必要で、天皇杯後はクマのように?

 冬眠に入る考えだ。

 「正月は休むことを中心にやります。(オフが)2週間なら、10日間は体を動かさない。3週間もらえれば、2週間は完全に休みます。ボールも使わないですし、じっとしています」。

 例年も正月のオフは休養を心掛けている。家族と海外旅行に出かけ、始動直前にマリナーズ・イチローも通う鳥取市内のジム「ワールドウイング」に通った年もあった。だが来年は「ジムにも行かず休みます」。1月20日ごろに合流する代表合宿までは「寝正月」の日々を送るつもりだ。

 すべてはW杯のためだ。睡眠でエネルギーを蓄え、力を南アフリカで爆発させる。元日に天皇杯連覇を果たし、翌2日からは穴蔵へ…。遠藤はオフに、ひたすら眠る!?

 【益子浩一】