ブンデス2部のボーフムが、浦和の元日本代表FW高原直泰(31)を獲得候補としてリストアップしていることが19日、分かった。関係者によると、ボーフムは昨季1部17位で来季2部に降格するため、1シーズンでの1部復帰へ向けて攻撃陣の補強を検討中。02~08年までハンブルガーSVとフランクフルトに所属し、135試合25得点をマークした高原に注目し、水面下で調査を続けている。

 高原は08年1月に浦和へ移籍した。世代交代を進めるフィンケ監督の主力構想から外れ、今季もリーグ戦出場4試合すべて途中出場と控え暮らしが続いている。今季限りで浦和との契約が満了するため、他クラブから好条件のオファーが届けば、移籍する可能性がある。

 浦和はこの日、13日間のオーストリア合宿へ出発したが、股(こ)関節痛を抱える高原は不参加。MF西沢とともに、さいたま市内で調整することになった。