なでしこ育成の拠点の大阪・堺市のトレーニング施設「J-GREEN堺」に、女子サッカー応援キャラクター「楓(かえで)ちゃん」の巨大壁画が描かれることが11日、分かった。場所は1日にオープンした宿泊施設「DREAM

 CAMP」の正面エントランスの壁。同キャラクターは人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者高橋陽一氏が書き下ろし、昨年の女子W杯ドイツ大会前の6月に誕生した。14日から本人が壁に直接描く。

 DREAM

 CAMPは、キリンチャレンジ杯ブラジル戦(5日)を控えたなでしこジャパンが宿泊していた。日本サッカー協会が将来のなでしこ育成のために、3日に開校した初の女子専門育成学校「JFAアカデミー堺」(1期生は中学1年生12人)の宿泊施設も併設されていることから“女子サッカー普及拠点”として注目されている。

 壁画には高橋氏の「ボールを蹴る女の子たちが増えるだけでなく、JFAアカデミー堺から、なでしこジャパンの選手が出るよう、励みになってもらいたい」の願いが込められる。17日には完成し、お披露目される予定。

 ◆楓(かえで)ちゃん

 日本の女子サッカー応援キャラクター。昨年6月18日、女子W杯ドイツ大会前の壮行試合となった日韓戦のポスターで初お披露目。同8月に「サッカー少女楓」として小説化された。モデルはMF沢穂希(INAC神戸)。10頭身を超える抜群のプロポーションにポニーテールがトレードマーク。背番号は8。横にすると「∞(無限大)」で、大きな可能性の意味が込められている。なでしこジャパンやなでしこリーグのポスターや公式パンフレットなどに登場している。