将来のエース候補は顔に要注目!?

 仙台に来季加入が内定した駒大FW山本大貴(4年=ルーテル学院)が、日本代表MF香川真司(24=マンチェスターU)に激似とチーム内で評判になっている。発端は練習生として参加した2月のキャンプ。手倉森監督が「そっくりだろ」とうなり、MF太田に至っては「顔採用でしょ」とツッコミを入れたほど。広島との練習試合でゴールを決めたプレー以上の?

 インパクトを残した。大学が夏休みのため仙台で練習中の本人も「まだ『シンジ』って呼ばれることの方が多い。向こう(香川)に申し訳ないです」と苦笑するしかない。

 右膝を手術した中原の復帰でFWは頭数が足りており、当面は特別指定選手としては申請しない方向だが、09年度の高校選手権で得点王に輝いた有望株だ。一瞬の飛び出しを武器に高い得点感覚を誇り、尊敬する選手は同じレフティーの点取り屋でもあるマンチェスターU・FWファンペルシーと広島FW佐藤。「(香川似で)名前を覚えてもらえるならいいこと。少しでも早く活躍していきたいです」。実績、ルックスにふさわしい大ブレークを目指す。【亀山泰宏】

 ◆山本大貴(やまもと・ひろき)1991年(平3)11月15日、熊本・宇土市生まれ。花園小4年の時にランザ熊本でサッカーを始める。宇土鶴城中から進んだルーテル学院では09年度の高校選手権で5得点を挙げて得点王。チームを初の8強に導いた。10年にU-19日本代表に選出。178センチ、70キロ。