前回王者フランスが快勝し、白星発進を切った。
前半9分に先制点を許したが、慌てることはなかった。MFラビオとFWジルーの得点で前半に試合をひっくり返すと、後半にはFWエムバペのゴールで追加点。直後にはエムバペのアシストでジルーがこの日2得点目をあげた。
故障者が相次ぐ緊急事態。大会直前には、今年10月に世界最優秀選手賞「バロンドール」を初受賞したFWベンゼマの欠場が決定。大会には1人少ない25人で臨むことが決まった。中盤を構成するカンテ、ポグバの両MFもメンバーから漏れ、DFキンペンベも離脱した。
ベストメンバーを組めない中にあっても、層の厚さを発揮。暗雲を振り払うかのようなゴールラッシュで大会初戦を飾った。
34年と38年大会を制したイタリア、58年と62年大会を制したブラジル以来となる60年ぶり、史上3チーム目の連覇へ。優勝候補のフランスが、逆境をはねのけて突き進んでいく。