王様ペレの持つブラジル代表最多ゴール記録「77」まであと2ゴールに迫ったFWネイマール(30=パリ・サンジェルマン)は、不発で同34分にピッチを去った。

3大会連続でエースの称号「10番」を背負う男。前半14分にはCKの好機で直接枠を狙い、会場を沸かせるなど存在感はみせた。

ただ、過去2大会と同様に厳しいマークを受けた。相手と接触して右足首を痛め、後半34分に退いた。

ネイマールは、母国開催の14年、クロアチアとの開幕戦で2得点を挙げて鮮烈デビュー。この年5試合に出場し、計4ゴールを決めた。次の18年ロシア大会でも、大会3カ月前に右足の手術を受けたばかりにもかかわらず、5試合で2得点を挙げている。

今季は、所属チームで好調を維持している。この試合で痛めたとみられる右足首の状況が心配されるが、今年こそ、20年優勝から遠ざかっているセレソンを王者に導きたいところだ。

次戦は28日、初戦でカメルーンを下したスイスと対戦する。