【ドーハ(カタール)25日】熱き血を頭に込め、駆け回る。日本代表DF長友佑都(36=東京)が24日、髪を赤く染めた理由を語った。「日の丸の赤と、僕の情熱とチームメートのみんなの情熱と燃え盛る思い」を表現した。右サイドバックのDF酒井宏樹(32=浦和)が左太もも裏の違和感で、コスタリカ戦は欠場が濃厚となった。本職のDF山根視来(28=川崎F)もいるが、東京で右もこなす長友に出番が回る可能性もある。

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赤く輝く髪の毛について、長友は得意そうに言った。「何人かに『何色がいいか』って聞いたら、『赤』という意見が結構出ていて、自分も赤だと思ってたんですけど。やっぱりW杯に対する今の思いが燃えたぎっているんだな、と感じてこれだなと」。金髪から赤髪への変化。「日の丸の赤、多くの情熱、チームメートの燃えさかる思いを表現した」。ドイツ戦前に、たぎる血を入れた。

燃えないはずがない。ドイツ戦に左サイドバックで先発。日本代表として初めてW杯4大会連続でピッチに立った。同最多となる12試合目の出場だった。

02年日韓大会では、戸田和幸が“赤トサカ”で注目された。「戸田さんの情熱がチームに浸透していたと思うので、そのくらいの情熱をチームに注ぎたいなと。これで負けてたら、また批判を食らってた。『長友調子に乗ってんな』と。相当大きなリスクと賭けだった」と魂を燃やし続ける。

チームのピンチも、熱く盛り上げる。ドイツ戦に先発した酒井が左太もも裏の違和感を訴えた。コスタリカ戦は欠場が濃厚。控えには本職の山根もいるが、代表では左が主戦場の長友も東京や、6月のブラジルとの国際親善試合で右でプレーした経験がある。「どこで出ても戦える準備はできている。僕だけじゃなく、今は戦術的にも、誰がどこのポジションで出ても、充実している。本当にカメレオンのような戦術。分かりづらい、とらえづらいいいチームになっている」。日本を代表する意味、意義を頭に込め、まずコスタリカ戦に向かう。【栗田尚樹】