FIFAワールドカップ(W杯)に参加中のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(37)が、アル・ナスル(サウジアラビア)に移籍する可能性が高まっているとスペイン紙マルカ電子版が30日に報じた。

クリスティアーノ・ロナウドは今月、所属していたマンチェスター・ユナイテッドの首脳陣や監督を批判した後、双方合意の下に契約解除し、無所属の状態が続いている。そんな中、同紙によると、アル・ナスルとの契約が成立寸前であるという。

もしこの移籍が実現した場合、クリスティアーノ・ロナウドは2年半の契約を結び、さらに年俸と広告収入を合わせて1シーズンで2億ユーロ(約290億円)もの大金を受け取ることになるとのことだ。

クリスティアーノ・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッド退団後、欧州のトップリーグでプレーを続ける道を探し、ビッグクラブからいくつかオファーが届いていた。しかしアル・ナスルのオファーには遠く及ばず、さらに米MLSのクラブにも興味を持たれていたが、同様に納得できる内容ではなかったとのこと。そのため最終的に新天地として競争力が落ちる中東を新天地に選ばざるを得なくなったと同紙は伝えている。(高橋智行通信員)