アルゼンチンのFWメッシが、5大会連続の決勝トーナメント(T)で86年以来の優勝と“伝説の記録”に挑む。ポーランド戦の前半39分に自身が獲得したPKを、GKの好セーブに阻まれた。絶好の先制機を逃したが「あのミスの後にチームがよくなった」。得点には絡まなかったが、チームは後半2得点。連勝で1次リーグを首位突破だ。

初戦でサウジアラビアに敗れたが「敗戦で冷静になれた」。ポーランド戦でW杯通算22試合出場を果たし、英雄マラドーナの持つ同国最多出場記録を超えた。決勝Tでは、マラドーナと並んでいる通算8得点の更新と、元ドイツ代表マテウスの25試合の歴代最多出場記録の更新も目指す。「これからもう1つのW杯が始まる。冷静に1試合1試合を戦う」。『最後のW杯』と公言して臨む大会で、有終の美を飾る決意だ。