韓国(H組2位)が優勝候補ブラジル(G組1位)に挑む。過去の国際Aマッチ通算対戦成績は1勝6敗。今年6月にはホームで1-5と大敗している。FIFAワールドカップ(W杯)では今回が初対戦。南米勢には通算2分け4敗の6戦未勝利となっている。

1次リーグ最終戦からともに中2日の厳しい日程。総合力で上回るブラジルが優位かもしれないが、韓国は勢いがあり、W杯で同国史上初の1大会2試合連続複数得点を挙げて1次リーグを逆転で突破した。

DF金英権(キム・ヨングォン)やGK金承奎(キム・スンギュ)らJリーグでプレー経験もある守備陣の奮闘は欠かせず、エース孫興民(ソン・フンミン)の逆襲速攻から好機をつくりたい。

ブラジルは故障者が多く、エースFWネイマールの復帰も不透明。FWガブリエルジェズスとDFアレックステレスが負傷により、決勝トーナメント1回戦以降の試合に出場できないことになった。

1次リーグの3試合でシュートを52本も放ちながらわずか3得点。ブラジルの1次リーグでの3得点は現行方式の98年フランス大会以降で最も少なかった。02年日韓大会以来5大会ぶり6度目の優勝へ、22歳のFWビニシウスら残るFW陣の真価が問われる。