セネガルにとって、02年日韓大会以来の8強は遠かった。
シュート数こそ10-8(速報値)と上回ったが、イングランドの効果的な鋭い攻撃に対応できなかった。
前半に2点を失う。
後半12分。世界最高レベルのDFクリバリ(チェルシー)が、右側のMFフォーデン(マンチェスターC)にマークに入ったところ、股の下を通されて中央へ。これをFWサカに決められ、ほぼ勝負は決した。
独特のフェースペイントが有名のセネガルサポーターはぼう然。イライラが募ったクリバリは我を失った。同31分、MFケーン(トットナム)に後方から不要なファウルで、イエローカードを受けた。
絶対的エースのFWマネ(バイエルン・ミュンヘン)を大会直前の負傷で欠きながら、A組2位で1次リーグを突破。
ただ、イングランドとの力の差は歴然だった。
今大会はスエット姿で指揮を執ったシセ監督も、ついに姿を消すこととなった。