第2次森保ジャパンが、来年1月にも正式に発足する見通しとなった。日本サッカー協会(JFA)は12日に技術委員会を開催。W杯カタール大会を含めた日本代表の4年間についての検証が主に行われ、各委員からの意見は大半が肯定的なものだった。1月に予定されている次回の同委員会では方向性を固め、同月の理事会で承認されれば正式決定となる。

日本協会はすでに水面下で森保一監督(54)に続投意思を確認。W杯決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗戦後、開催地カタールで田嶋幸三会長(65)が森保監督と2年間の契約延長などについて話をした。森保監督も続投に前向きな考えを示し、続投は決定的となっている。次回の26年W杯米国・カナダ・メキシコ大会までのさらに2年の契約延長が基本線で、実質は4年契約となる。

監督人事は技術委員会により推薦された人物が理事会の承認によって決定されるプロセスを踏む。この日の同委員会ではW杯での結果をふまえてほぼ全会一致で続投に肯定的だったが、反町康治技術委員長(58)は「今日の段階で答えは出ない。今後、具体的にどうするか考える」と話すにとどめた。

その一方で反町委員長も森保体制について「一致団結して選手をサポートして、選手が応えた結果、ここまでこられた。人や戦術のマネジメント、コミュニケーションもしっかりとらないといけない。非常にまじめに対応してもらった。グループリーグを1位突破できたというのはまさにそういう成果だと思っている」と一定の評価を与えた。2030年にベスト4、そして2050年に優勝という大目標へ。1月にも、日本代表で初めての長期政権が誕生する。