【ドーハ(カタール)17日=磯綾乃】アルゼンチンのリオネル・スカロニ監督(44)は36年ぶりの優勝とともに、エースが喜ぶ姿を思い描いた。

18日のフランスとの決勝に向けて、前日会見に出席。「メッシがトロフィーを獲得することを願っている。ワールドカップの決勝という最高の舞台を楽しんでほしい」と祈った。

メッシは「最後のW杯」と公言して今大会に臨んでいる。準決勝では、アルゼンチン歴代単独1位となるW杯通算11得点を記録。決勝のピッチにたてば、史上最多26試合出場も達成する。バロンドールなど数々の栄冠を手にしてきたメッシが、唯一届かなかったとされるW杯の頂点へ、今大会最年少の指揮官とともに挑む。

また、メッシに並んで今大会トップの5ゴールを挙げているフランスFWエムバペについては「フランスには他にも素晴らしい選手がいる。エムバペもその1人」としながらも、たぐいまれな才能を認めている様子。「彼はまだ若いし、これからも成長し続けるだろう」と続けた。