初めにハッキリ言っておきます!マラドーナに顔は全く似ていません!似ているのは太ももです!片足63センチの太もも!常に股ズレとお付き合いしています(笑)


日刊スポーツ本社前に立つマラドーナ
日刊スポーツ本社前に立つマラドーナ

 2015年6月、ロシアのモスクワ郊外で開催された「ART FOOTBALL」というイベントに参加したんだ。6月の気候は、昼間は日差しがあると短パン半袖で十分!夜は上着で羽織るものがあればいいかな。

 イベントはその名の通り、アーティストやパフォーマーの人達が参加するイベント。ステージでパフォーマンスもして、順位をつける。そしてパフォーマンスが無い日はサッカーを真剣にする!

 リーグで組み分けされ、決勝トーナメントを行い、優勝国を決める。僕は日本代表として参加。マラドーナだけど(笑)。世界からはイタリア、ドイツ、トルコ、イスラエル、韓国などたくさんの国々が参加した。


「ART FOOTBALL」の会場
「ART FOOTBALL」の会場

 「各国選抜vsロシアレジェンド」でエキシビションマッチをすることに!試合では「神の手」をしてスタジアムは大盛り上がり!僕の神の手は皆にわかるようにしなければならないから、めっちゃボールを空にむかってパンチするんだ(笑)

 ロシアのレジェンドたちというのは、日本でいう釜本さんとか金田さんとか木村和司さんとかです。試合終了したら、そのレジェンドたちがね…。僕と写真を撮りたいために1列に並ぶの!(笑)この僕とだよ!その後、各国の人たちもみんな僕と写真を撮りに。マラドーナって本当にすごい人なんだなぁって。このマラドーナ芸は10年やってきてるけど、世界でも喜んでもらえる芸なんだってこの時思ったんだ。

 そしてスタジアムの外に出たら、「マラドーナ!写真撮って!」たくさんの人が声をかけてきてくれたんだ。ロシアの少女たちも僕と写真を撮りに。女性もマラドーナのこと知ってるんだよ!すごくない!?


ロシアの少女たちにも大人気
ロシアの少女たちにも大人気

 ロシアの人以外とも、一緒に写真撮ったりして。言葉が全員違うのに、マラドーナ認識は共通してる。僕の太ももに笑ってくれたり、ユニホームとか短パンの短さに興奮してくれたり。なんか会話が盛り上がって、マラドーナは世界共通言語かよ!?って思ったよね。

 サインも求められて、マラドーナと同じサイン書いたよね。好きすぎて、本物と同じサイン書けるから。日本では僕オリジナルのカタカナサインだけど(笑)たくさんの人がマラドーナを喜んでくれるから、僕もどんどん本物のマラドーナに憑依(ひょうい)していったんだ。

 グラシアス、オラ、アディオスの3点言語でずっと勝負してたけどね(笑)


もちろん男性にも大人気
もちろん男性にも大人気

 まもなくロシアワールドカップがキックオフされる。

 ロシアに行く日本人もたくさんいると思うんだ。もし何かピンチがあったらマラドーナか僕の写真を見せたら、その場が緩和するかもよ(笑)これからロシアW杯にむけて全力で日本のサッカーを盛り上げて行きたいと思ってますので、よろくお願いしますね!


 ◆ディエゴ・加藤・マラドーナ 1980年(昭55)10月31日、横浜市生まれ。本家ディエゴ・マラドーナの誕生日(10月30日)とは1日違い。小学1年生でサッカーをはじめ、6年生で横浜市選抜入り。中学時代は横浜マリノスのジュニアユースにも所属し、東京・帝京高校では背番号10を背負った。順大へ進学し、卒業後、お笑い芸人の姿にカッコよさを覚えて脱サラ。


ディエゴ・加藤・マラドーナ
ディエゴ・加藤・マラドーナ