ドイツ南西部カールスルーエに拠点を置く研究機関「インテリジェント・リサーチ」が今月、同国を8つの地域に分け、ブンデスリーガ各クラブのファン数と比率を発表したことを、大衆紙「ビルト」が報じている。


 同紙によると、香川真司が所属するドルトムント、内田篤人のシャルケ、レバークーゼン、ボルシアMGなど、伝統ある強豪が多いノルトライン・ウェストファーレン州では、ドルトムントのファンが28%と最も多かった。しかし、同クラブとライバル関係にあるシャルケ(13%)を差し置いて2位に入ったのは、ドイツ王者を自認するBミュンヘン(17%)。同国で最も白熱する試合として知られるルール・ダービーだが、ドルトムントとシャルケの人気は、やや隔たりがあるようだ。


 だが、この調査で明らかになったのは、実力や財政規模だけでなく人気も、Bミュンヘンがドイツナンバーワンであるということだ。


 本拠地を構えるバイエルン州で断トツの首位(52%)であることはもちろん、ザールラント州&ラインラント・プファルツ州&ヘッセン州や、バーデン・ビュルテンブルク州など、8つのうち5つの地域でファン数1位に輝いている。


 下記のリストを見る限り、その地方の特徴は多少表れているものの、やはりBミュンヘンの存在感は突出していると言わざるをえないようだ。


<メックレンブルク・フォアポメルン州&ブランデンブルク州&ザクセン・アンハルト州>

1位…Bミュンヘン(24%)

2位…ドルトムント(16%)

3位…マクデブルク&デュナモ・ドレスデン(ともに9%)


<ニーダーザクセン州&シュレースビッヒ・ホルシュタイン州&ハンブルク市&ブレーメン市>

1位…ハンブルガーSV(19%)

2位…Bミュンヘン(13%)

3位…ザンクト・パウリ(10%)


<ベルリン市>

1位…ヘルタ・ベルリン(28%)

2位…Bミュンヘン(26%)

3位…ドルトムント(17%)


<ノルトライン・ウェストファーレン州>

1位…ドルトムント(28%)

2位…Bミュンヘン(17%)

3位…シャルケ(13%)


<テューリンゲン州&ザクセン州>

1位…Bミュンヘン(22%)

1位…ドルトムント(22%)

3位…ライプツィヒ(15%)


<ザールラント州&ラインラント・プファルツ州&ヘッセン州>

1位…Bミュンヘン(21%)

2位…ドルトムント(15%)

3位…フランクフルト(11%)


<バーデン・ビュルテンベルク州>

1位…Bミュンヘン(32%)

2位…シュツットガルト(22%)

3位…ドルトムント、フライブルク(ともに7%)


<バイエルン州>

1位…Bミュンヘン(52%)

2位…ニュルンベルク(11%)

3位…1860ミュンヘン(7%)