欧州CL1次リーグ第3戦が23日に行われ、ドルトムントはインテル・ミラノに0-2の完封負けとなった。ドイツサッカーのご意見番は、この敗戦の原因を「センターフォワード不在」だと考えているようだ。

史上最多5度のワールドカップ出場を果たした“鉄人”ことローター・マテウス氏は試合後、CS放送「Sky」で「センターフォワードがいなければ、ビッグチャンスを作り出すことはできない。ペナルティーエリア内に誰もおらず、前線でターゲットとなる選手もいなかったので、ドルトムントは相手ゴール前までまったくボールを運べなかった」と語った。パコ・アルカセルやマルコ・ロイスを欠き、本来中盤の選手であるユリアン・ブラントを最前線で起用したドルトムントの枠内シュート数は、90分間でたったの2本だった。

そしてマテウス氏は続けざまに「これまでのドルトムントには常に、1シーズンに15ゴールから20ゴールを決めるようなフォワードがいた。昨年はその役目をアルカセルが担っていたが、彼は現在負傷している。アルカセルが離脱してしまえば、誰もフォワードを務められない」とコメント。専門誌「スポーツビルト」によると、昨シーズンも含めるとドルトムントは直近の欧州CL8試合のうち6試合で無得点に終わっており、また同大会におけるフォワードのゴールは、2018年10月3日モナコ戦でアルカセルが決めた得点が最後だという。